1匹のハムスターの死が自分の人生を劇的に変えた件
1匹のハムスターの死が自分の人生を劇的に変えたことを書きたいと思います。
小学生の頃、ハムスターを飼っていました。初めてのペットでとても大切に育てて、可愛がっていましたが、6年生の冬に亡くなってしまいました。もうペットではなくて、名前もある家族の一員でした。ほんとうに悲しくて、弟と一緒にポロポロ泣きました。
ハムちゃんが亡くなった翌日は、市が主催するとクロスカントリーの大会でした。
私は球技も下手で徒競走も遅く、体育が得意ではありませんでしたが、スタートラインに立った時、亡くなったハムちゃんの分まで、全力で走ろう!手加減せずに、一度全力を出してみようと心に決めました。
ピストルの音がなった瞬間、私は後先を考えず、全力で走っていました。
どんどんしんどくなってきましたが、ハムちゃんとの楽しい思い出と死が頭をよぎり、まだまだ私は頑張れると、スピードを落とすことなく、なんとか走りきることができていました。
気がつくと、断トツで優勝していました。嬉しいはずなのに、涙がポロポロ出ていました。
周りはまさか〇〇ちゃんが優勝するなんて!〇〇ちゃん速かったっけ!?とビックリしていました。
それまでなんの特技もなく、クラスでも目立たない私が、初めて、私も全力でやれば、出来るんだ!と自己肯定感が持てたきっかけとなりました。
それから、得意かわからなくても、まずは一生懸命やってみる。その先でわかることがあると考えられるようになりました。
その後、中学で陸上部に入り、県大会で優勝できるまでになり、自分にやればできるという自信が持てたことで、勉強も今まで中くらいの成績でしたが、最終的に国立大学に進学もできました。
私の考えを変えてくれた、大切な気付きを持たせてくれたハムちゃんありがとう。
子どもが成長する過程で、動物を飼う、一緒に生活し、いつか死と向き合うことは、子どもにとって、教科書では教えてくれない大きな学びがあると思います。
私も親となり、今はまだ自分自身が山道を走ったり、止まったりですが、子どもと一緒にいろいろな経験を重ね学んでいきたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!